福知山線の例の事故を書いた本「18歳の生存者」にはこのような記述があります。
「肉体が想像を絶するようなの危機的状態の場合、その部分にのみ痛みを出さないように指令を発する場合がある」
となれば発しない場合、もあるわけです。
パントマイムを見るとホントに壁があるのかと錯覚します。これは視覚による部分が大きいですが。脳は錯覚するのです。
ウェイトトレーニングで走るスピードが上がる=出力が上がるのは、脳から考えれば「力出しちゃおう」という流れだと思います。
以前にも少し書いた記憶がありますが、脳は高性能だけど馬鹿です。めちゃくちゃ嫌なことが起こっても覚えてしまいます。巧みな構造のものを見ると信じてしまいます。
というように色々なことが合わさって、結局トレーニングは「脳が思っていること」を考えると上手くいきます。上に書いた痛みを発さない場合というのも同じものです。
火事場の馬鹿力なんて言葉もありますが、自分の力は未知数だと思うのです。
ブラックマヨネーズのブツブツの方が言っていた話ですが…
4匹のバッタを虫かごに入れて戦わせます。次に一番強かったバッタと、二番目に強かったバッタを違う「虫かごA」に入れます。三番目のバッタと四番目のバッタは同じ「虫かごB」に入れておきます。
そうすると虫かごAでは一番目に強いバッタは連戦連勝。虫かごBでは三番目に強いバッタは連戦連勝。
次に最初二番目に強かったバッタと、三番目に強かったバッタとを戦わせます。
するとどうでしょうか。三番目のバッタが勝つのです。虫かごを入れ替えてずっと四番目のバッタと戦うことで「勝ち癖」が付いたらしいのです。
働きアリの話
アリは100匹いると80匹しか働かないそうです。つまり20%はサボります。この20%を取り除くとどうなるんだろう?ということで実験がなされました。
アリは80匹に減りました。
すると今度は80匹の20%のアリがサボり始めたのです。
つまり実は全員サボりたいんですよ。
虫の話ばっかですが僕らが生きている中でも同じようなことが起こっています。日本で暮らして甘い誘惑も辛い出来事も色々受けた私たちには、ウェイトトレーニングの重さ・走った本数だけでは測れない何かがあります。
昔氷の上で寝ていた人がいました。その人は凍傷になりませんでした。しかしある時を境に凍傷になってしまったのです。それは「そんなとこで寝ていると凍傷になるよ」と言われたときからでした。医学が発達して「それすると駄目!」といわれたときから「そう思ってしまった」のです。
血縁者が一度ガンになったことありますが、「ガン」と診断された日から生きる気力がなくなっているように見えました。当たり前のことなのですが「ガン」によって死に向かうのではなく、「ガン宣告」により死ぬんじゃないの?と思ってしまいました。(ちなみにガンになった人はバリバリ生きてます。)
病は気からと言いますが、本当にその通りです。
上で紹介した「18歳の生存者」という本の話でもそうなのですが、危機的状況になったときの人間の力は本当に素晴らしいと思います。図書館とかで一度なんでも本借りてみてください。いわゆる生命力だと思いますが、それが凄い。
話がだいぶ反れましたが、スポーツで出せる集中力はこういうものにまったく及びません。でも先に書いたとおり脳の構造を考え、なんとか質を向上しようという思いです。
今ふと浮かんだのは人間の体と脳、馬と騎手です。
僕がいくら9秒台で走りたいと思っても、脳が「走れる走れる」と思わない内には走れません。騎手が一着になりたいと馬を操っても、その通りには走ってくれません。騎手が上手く操って、もしくは一心同体となって始めて動けます。
前ずっーと左腕の稼動域が、右と比べて小さいよなぁと思ってて、これを払拭できた方法があります。
左腕を意識するだけなんです。
右利きので腕振りの練習と言うと、いつも右を意識してしまいます。not意識的にそうなってしまっているのです。
そこで左を意識してみてください。いつもより振れます。駄目な人は目を瞑ってイメージしながら、それでも駄目なら実際に左腕を見ながら振るといつもより振れると思います。
利き腕ばっかり見ている傾向があるので、それを反対の腕に変えてやれば動いてくれます。実はこんな簡単なことだったのか、と思ってしまいます。
嘘は付けないのですね。誰にも。
話が混ざりすぎましたが言いたいことは「脳は凄い、人間は凄い」
僕は未知数
そしてこの記事見てるアナタも未知数
だということです。
つまりボルト見て潜在能力がどーこー、才能がどーこー言ってる奴はその時点でもう無理なんですね。やる前から諦めてるわけですから。そんな奴は陸上やめてくださいとまでは言えないけど、でもやっぱり考え方は変えてほしい。上を目指すとか言ってるのにも関わらず「でも結局才能じゃね?」というような発言は悲しすぎる。
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