軸を作る上で重要なのは頭の位置。頭を位置を修正すればある程度、背骨もまっすぐになってくれる。そこでよく言うのが「アゴを引け」という指導である。
しかしどうだろう。日本人のトップスプリンターがアゴを引いているだろうか?
となると仮説が立つ
・「アゴを引け」という指導は、どこかが間違っている
だが日本人で9秒台を出した選手がいないように「アゴ引かないから10秒の壁を破れない」というような推測も立つ。しかししかし、外国のトップスプリンターの走りを見るとどうだろう。アゴを引いているだろうか。
ここで主観が混じるが、トップスプリンターについてまとめてみる。
【日本】
伊東浩司…上がってはないし、引いているようにも見えない
朝原…引いているように見える(しかし昔の走りは上がっているように見える)
すえつぐ…どう見ても上がっている。口をつむぐように首筋に力が入っている。
金丸…100mは不明。ただ400mの後半を見る限り、上がっている。
為末…常にあがっている。
【外国】
りゅうしょう…だいぶ上がっている
アサファパウエル…しっかり引いている
ガトリン…引いている
グリーン…引いている
MJ…少し上がっている?
タイソンゲイ…普通
スピアーモン…しっかり引いている
青はアジア勢。その中でメダルを獲ったのは、りゅうしょうと為末だけなのだから、この2人を大いに参考にしたいとは思う。
黒人勢だがパッと見、引いている人がほとんどである。
ここでアゴを出すとどうなるか、などの体構造を僕の個人的感覚も混じるが羅列。
・アゴを出すと自然に骨盤が前傾する(というより背骨全体がアーチを描く)
【仮説】
黒人は元々骨盤が前傾しているから、アゴを引いて背骨〜頭がまっすぐでちょうど良い
日本人はアゴを引いてしまうと骨盤が前傾しない。どうしても腿を上げたときに股関節を曲げるのではなく、骨盤ごと持ち上げてしまう。だからある程度アゴを上げて走らないとエネルギーが前に向かない
しかし。反発を貰うためには背骨をまっすぐにし、その上に頭を乗せなければならない。腕振りで肩甲骨を動かすためにも背骨がまっすぐになっている必要がある。
背骨がまっすぐということは
腰椎・胸椎・頚椎がまっすぐになるということ(ある程度のCカーブを描くが、そこは置いておく)
骨盤前傾〜腰椎まっすぐ〜胸椎〜頚椎まっすぐ、その上に頭
が理想なわけだ。
しかしどうしても最初の「骨盤前傾」だけで崩れてしまうのだ。
そこでアゴを上げると案外ハマる。
アゴ上げたら「その上に頭」という点が崩れないか?と思われると思う。
僕が考えたのはそこ。
アゴ上げても軸作れるんじゃ?
みたいなこと。
アゴの角度ばっかり述べてしまったが、「アゴを引け」なんて指導は間違っていると思う。初心者に言ったら猫背になるだけだし。
当然アゴを引くと体の後ろ側の筋は伸びます。骨盤前傾すると縮みます。
初動負荷理論が外国勢に受け入れられないという話を聞いたが、ここらへんに「何か」があるような気がしてならない。
伊東浩司さんが取り組んだのは、背面のトレーニングがほとんどだったらしい。
まずは普段からの「猫背」を治してからじゃないと言えないのかな。
普段から猫背だと、背面が常にストレッチ状態なわけで…やっぱり縮ませることが「使える柔軟性」に繋がる。
もっと詳しいことは10秒台に乗ってからいえると思います。
口調が変なのはそういう気分だからです。
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2008年07月28日
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歩くとき走るとき骨盤は前傾後傾をくりかえしているので、あえてアゴがあがってるか引いているかという視点で見た場合、(ハトの首が前後するように)あごが上がったり引いたりしているほうが自然だと考えられるんじゃないかな。「動く骨」の本に体幹内リンクという視点の図があるのでかわし動作もイメージしやすいです。野球編しかもってないけどこっちも使えます。
背面ストレッチ状態って猫背の人にはぴったりだとおもいます。胸やおなかが縮んでいるのを直すために、常に胸式呼吸で息を吸ったときのようにおなかを凹ませて胸郭(肋骨)を持ち上げるようにしていたら、意識してなくてもその姿勢をだいぶ保てるようになりました。そうなると背骨のしなりも少しは良くなってくる。
「動く骨」という本に興味があります。他サイトでも見たことがあるので。
頭の位置という点からしてアゴを引いてみる・上げてみる、ということを考えたんですが、確かに推進力を生むのは腕振り(16goldさんが言われる胸=高岡英夫さんの「肩包体」)なので、上げる・引く、などを考えすぎるのは違うかもしれませんね……あくまで「動き」のための、ですから。
背骨と骨盤に関してはある程度、繋がってきた部分があるのですが、頚椎〜頭に関しては、ちょっとというところです。
>>実は首は小さい円を描いてる
こういう知識が欠けています。
関節学とかそこらへんのところはあまり勉強していないので、僕の感覚の域ばっかりで話してますが……
>>背面ストレッチ状態って猫背の人にはぴったりだとおもいます。胸やおなかが縮んでいるのを直すために、常に胸式呼吸で息を吸ったときのようにおなかを凹ませて胸郭(肋骨)を持ち上げるようにしていたら、意識してなくてもその姿勢をだいぶ保てるようになりました。そうなると背骨のしなりも少しは良くなってくる。
良い話を聞きました。腹式呼吸が使えないかと色々試してはいたんですが、困っていたところです。ありがとうございます。
たぶん、手の平に竹箒をのせて倒れないようにバランスをとっている状態が首と頭蓋骨の関係だと思います。なので、見た目には頭はあまり動かないものかな。後半アゴがあがるのは胸が硬いため首が連動せず、頭で全体のバランスをとろうとするからなのかな〜(気道確保みたいな)。そこらへんはわかりません。